Tenor BXのSyslogの設定と、サーバ側の受信設定を以下にまとめました。
1. 環境
Tenorと、TenorのSyslogを受信するサーバの情報は以下のとおりです。
Tenor | IP | 192.168.68.10 |
Server | OS | CentOS release 5.5 (Final) |
IP | 192.168.68.100 |
2. Syslog送信先IP設定
TenorのCUIからSyslogの送信先IPを設定します。
Quintum# config
config# mc # mc はMasterChassis-1の省略です
config-MasterChassis-1# sysls # sysls はSYSLogServer-1の省略です
config-SYSLogServer-1# set SYSLogIPAddr 192.168.68.100 # Syslog送信先IP
config-SYSLogServer-1* show -a # 設定情報を確認します
SYSLogServer-1:
(省略)
SYSLogPort :514 Syslog Server IP por # Syslog送信ポート(デフォルト)
SYSLogIPAddr :192.168.68.100 # 設定したIPが正しいことを確認します
SYSLogFacility :16 Syslog Server facili # Facility(デフォルトではlocal0)
3. syslogdの設定
受信側サーバでは、syslogdを起動してTenorからのSyslogを受信します。
まず、外部からのSyslogを受信するために、syslogdのオプションを設定を変更します。
# vi /etc/sysconfig/syslog
SYSLOGD_OPTIONS="-r -m 0" # -rオプションを追加します
次に、syslog.confファイルにTenorから受け取るSyslogの保存先をを指定します。
なお、ファシリティはデフォルトでlocal0に設定されています。
# vi /etc/syslog.conf
# tenor-bx
local0.* /var/log/tenor-sys.log # TenorのSyslogを/var/log/tenor-sys.logに保存する
最後に、syslogdを起動します。
# /etc/init.d/syslog start
システムロガーを起動中: [ OK ]
カーネルロガーを起動中: [ OK ]
設定は以上です。
4. Syslogメッセージ受信例
設定完了後、Tenorから対象サーバに対してSyslogが発報されることを確認します。
以下は、あるスロットに接続されていた機器のリンクダウンを示すアラームメッセージになります。
# tail -f /var/log/tenor-sys.log
May 6 14:49:38 tenor-bx 19:ALR:1:Loss of Framing(Red Alarm):2:1:1:0:FRI MAY 06 14:05:54 2011