Tenor BXのCUIインターフェースにおける基本情報を、以下にまとめました。
1. シリアルポートパラメータ
TenorでTelnet接続する際のパラメータは以下のとおりです。
ポート | ポートは個々の環境による(デバイスマネージャで確認ください) |
ボーレート | 38400 |
データ | 8bit |
パリティ | なし |
ストップビット | 1bit |
フロー制御 | なし |
2. デフォルトログインアカウント・パスワード
TenorのCUIにTelnetからログインする際のデフォルトアカウント・パスワードは以下のとおりです。
login | admin |
pass | admin |
3. コマンドプロンプト
TenorのCUIにおけるコマンドプロンプトの状態は以下のとおりです。
# | 通常のプロンプト |
* | 設定変更後、保存されていない状態 |
4. 設定の保存とやり直しコマンド
TenorのCUIから設定を変更した際の保存、またはやり直しは以下のとおりです。
保存 | submit |
やり直し | discard |
5. ディレクトリの移動
TenorのCUIにおいて、ディレクトリを移動したい場合は、対象識別名を入力しEnterキーを押します。
以下の例では、カレントからGateWay-1に移動します。
Quintum# GateWay-1
Quintum-GateWay-1#
6. 識別名の省略機能
TenorのCUIにおいてディレクトリまたは設定項目などは、以下のように小文字表記を省略することができます。
例)Quintum-StaticIPRouteDir-1 -> siprd
ただし、省略対象が一意を保証できる場合のみ省略可能です。
例えば以下のように、対象が他にもある場合、その旨を表すメッセージが返りますの注意してください。
Quintum# sl
There are more than one instances for SLot (sl):
SLot SL1
SLot SL2
Please specify one.
7. 状態表示コマンド
TenorのCUIで、カレントの設定状態や、階層情報を表示させる場合、showコマンドを利用します。
以下にshowコマンドのオプションを説明します。
show <parameter>
オプション | 内容 |
-a | カレントの設定状態を表示 |
-b | カレント以降の子インスタンスの表示 |
-c | カレント直下の子インスタンスの表示 |
-d | 変更中(suされない状態)の情報を表示 |
-l | カレント以降の子インスタンスと設定状態を表示 |
-p | カレントまでの階層表示 |
-t | 全階層表示 |
-v | HW,SWのバージョン表示 |
8. アラーム表示コマンド
TenorのCUIで、現在アクティブなアラームや過去のアラームを表示させる場合、alarmコマンドを利用します。
以下にalarmコマンドのオプションを説明します。
alarm <parameter>
オプション | 内容 |
a | アクティブなアラームを表示 |
h | アラームの履歴を表示 |
なお、オプション未指定の場合は全てのアラームを表示します。