Jooma!は優れた管理機能を持っていて、複数のユーザそれぞれにコンテンツの作成、編集、公開などの権限を割り当てることが可能です。この機能は大変便利で、CMSとしてJommla!を選択する理由の一つになっています。
しかし、更に細かくアクセス制御を行いたい場合、例えば特定のカテゴリのみ記事の作成を許可したい場合などは、Joomla!標準の機能だけでは実現できません。noixACLを用いることにより、このような細やかなアクセス制御を実現できます。この機能を使えば、大規模なサイトを複数のユーザで分担した上で、記事の作成者と公開の承認者を分けて管理することができます。
ここでは、noixACLのインストール方法を説明します。
noixACLの情報は以下のページから辿れます。
http://extensions.joomla.org/extensions/access-&-security/backend-&-full-access-control/7010/details
ファイルは以下からダウンロードします。
http://joomlacode.org/gf/project/noixacl/frs/
インストールに必要なファイルは以下の通りです。予めダウンロードしておきます。
- com_noixacl2.0.5beta.zip
- plg_system_noixACL.2.0.9.zip
- plg_user_noixacl.zip
- AdapterAccess1.5.2.zip
- menuAdapter1.5.1.zip
- AdapterContent1.5.4.zip
(AdapterContent1.5.6はJoomla!1.5.10または1.5.11上の上記組み合わせで管理画面が正しく表示されません)
上記1~3のコンポ-ネットとプラグインのインストールは、サイト管理者権限でログインして、管理画面の「エクステンション」メニューの「インストール/アンインストール」から行います。
メニューから画面を開き、「パッケージファイルのアップロード」の「参照」ボタンを押して、予めローカルPCにダウンロードしておいた「com_noixacl2.0.5beta.zip」ファイルを選択します。
「パッケージファイル:」にファイル名が表示された状態で、「アップロード&インストール」ボタンを押します。
以下のように「成功」が表示されればインストールできています。
また、「エクステンション管理」の「コンポーネント」を選択して、「noixACL」がインストール済みであることと、そのバージョンを確認することができます。ここでコンポーネントの「有効」欄が×印になっている場合には×印をクリックして、コンポーネントを有効にします。
ダウンロードしておいたファイルのうち、2「plg_system_noixACL.2.0.9.zip」,3「plg_user_noixacl.zip」についても1と同様にインストールします。
「エクステンション管理」の「プラグイン」を選択して、上記2個のnoixACLプラグインがインストール済みであることと、そのバージョンを確認することができます。
「エクステンション」メニューの「プラグイン管理」画面を開き、「System – noixACL」の×印をクリックして、プラグインを有効にしてください。
以上で基本的なパッケージはインストールが終わります。