]project-open[ は、オープンソースERPシステムです。
プロジェクト単位でリソースの管理が行えますので、業務をプロジェクト形態で行っている企業に最も適合します。公式ページでは対象は2,000ユーザまでの中小企業とされています。プロジェクト管理、人的リソース管理、管理会計、経費管理、見積請求管理等の機能を持っています。システム内でプロジェクト毎の工数の管理、見積書請求書の発行、経費精算、休暇等の管理の全てを行え、かつ全てをワークフローに乗せることができます。またプロジェクト毎の予算管理が行え、集計した工数や経費からプロジェクト毎の損益を確認することができます。
例えば、プロジェクトの予算と実績を管理する場合について説明します。プロジェクトマネージャは、プロジェクト発生時に、]project-open[ にプロジェクトを登録し、メンバーを選択して共有します。(プロジェクトの状態は、見積作成、進行中、納品後、請求書発行済み、など区別することができます。) プロジェクトマネージャは、作成したプロジェクト内に予算情報を登録して、ワークフローを割り当てます。
メンバーは、ワークフローに沿って各業務タスクに掛った工数を記録します。プロジェクトマネージャは常に予算と工数から計算された実績を比較することができます。
見積書や請求書、納品書の作成は、これら予算や工数の集計値を使って作成できます。一連の業務を全て ]project-open[ 内で完結できますので、一貫した管理が可能で、作業の落ちや情報の重複入力が不要になります。
個別プロジェクトのトップ画面(画像をクリックすると大きい画面が開きます)
工数集計レポート画面(画像をクリックすると大きい画面が開きます)
これは、あくまでも一例ですが、煩雑な業務をワークフローでコントロールして、管理業務や事務処理の工数を圧縮でき、さらに管理会計の情報が得られます。
また、]project-open[ を利用して、予算や実績や損益などのプロジェクトの全ての状況を見える化することによって、プロジェクトメンバー間で意識を共有することができるようになります。
プロジェクトのフォーラム画面(画像をクリックすると大きい画面が開きます)
見積書のアウトプット画面(画像をクリックすると大きい画面が開きます)
]project-open[ の主な機能として、「プロジェクト管理」、「企業(顧客・外注)管理」、「バグトラッキング」、「勤怠(タイムシート)管理」、「インシデント管理」、「財務管理」、「レポート機能」、「フォーラム」、「wiki」などがあります。
詳細については、「]Project-Open[の機能」や「各種機能の紹介」を参照ください。
勤怠管理・工数記録画面(画像をクリックすると大きい画面が開きます)
インシデント管理画面(画像をクリックすると大きい画面が開きます)
]project-open[ は、Webユーザインターフェースを用いたアプリケーションです。よって、Webブラウザが使える環境であれば、クライアントマシンに特別な設定は必要ありません。
弊社では、]project-open[ の利用に際して、VMware用イメージをESXiで動かす方法と、Linuxサーバにインストールする方法を紹介しています。目的に応じて以下を参照してください。
]project-open[ のデフォルト言語は英語になっていてその他多言語対応しており、日本語も利用可能です。標準パッケージの日本語対応はまだ不十分ですが、アイティードゥでは日本語ランゲージカタログや日本語化に関する情報提供を行っています。
言語とタイムゾーンの設定は、ログインユーザ毎に設定することができます。
言語とタイムゾーンの設定画面
言語設定を日本語に変更する方法については、「日本語の利用方法」に記載していますので参照ください。
なお、言語設定を日本語に変えた場合でも、一部の文言や単語は日本語化されません。これは]project-open[ の管理画面から対象文言に日本語訳を紐付けることで解消できます。
詳細については、「Message Keyの編集(日本語訳への置き換え)」を参照ください。
英単語を日本語訳に置き換える画面
また、バージョン3.3に対しては日本語ランゲージカタログファイルを「V3.3 日本語ランゲージカタログ公開」で公開しています。併せてご利用ください。バージョン3.4以降につきましては、アイティードゥ社内でプログラムを含めた日本語化を行っています。情報の公開の方法については検討中です。興味がある方は問い合わせフォームから直接ご連絡ください。