1.構成
MSFCを構築する最小限の構成は以下の通りになります。
- ActiveDirectoryサーバ
※MSFCを構成するノードはADメンバである必要があります。 - MSFCを構成するノード2機
※ネットワークカードが2枚搭載されているもの - 共有ストレージ、ディスクアレイシステム
※今回はADサーバにStarWindをインストールして共有ディスクを作成します。(MSFC構築2 StarWind設定を参照のこと)
下表を前提に構築します。MSFCを構築するにはMSFCを構成するノードのOSはEnterpriseEdition以上が必要となります。
# | Server | OS | HostName | IP |
1 | ActiveDirectoryサーバ | Windows 2003 Server Standard Edition | msfcad01 | 192.168.1.10 |
2 | MSFCノード01 | Windows 2008 Server Enterprise Edition | msfc01 | 192.168.1.30 |
192.168.3.30 | ||||
3 | MSFCノード02 | Windows 2008 Server Enterprise Edition | msfc02 | 192.168.1.40 |
192.168.3.40 |
構成図
2. ActiveDirectory構築
まず、ActiveDirectoryをmsfcad01上に構築します。ドメイン名は”mscf.local”とします。
今回は、Windows 2003 ServerのADドメインにMSFCを構成するノード(Windows 2008 Server)をドメインコントローラとして参加させるため、ドメインの機能レベルをWindows 2000ネイティブ以上にします。
管理ツールの【Active Directory ドメインと信頼関係】スナップインの右ペインから対象のドメイン名を選択し、「ドメインの機能レベルを上げる」をクリックします。
以下の画面でドメインの機能レベルを変更します。